ACS高度コンソール・サーバー用DSView 3ソフトウェア・プラグインACSコンソール・サーバーの構成:ダイヤルアップ接続の構成

ダイヤルアップ接続の構成
ACSプラグインのバージョン1.2.1では、アプライアンスへのバックアップ接続として、モデムまたはISDNを経由したダイヤルアップ・アクセスを構成することができます。アプライアンスは、ダイヤルイン、ダイヤルバック、ワンタイム・パスワード(OTP)付きダイヤルイン用に構成できます。
ダイヤルアップ接続機能は、アプライアンスの設定 → ダイヤルアップのノードから構成します。このノードからは、「設定」と「外付けモデム」の2つのページが利用できます(「設定」ページでモデム・タイプとして外部が選択された場合は、サブページがあります)。
ダイヤルアップを構成するには、ユニット設定の構成を実行する権限が必要です。この権限がない場合、現在の設定の参照だけができます。
次の表は、この画面上にあるフィールドの概要です。
ダイヤルアップは、プライマリ・ネットワークを使ってアプライアンスにアクセスできる場合のみ構成できます。
ダイヤルアップを有効にする
モデムだけを参照します。オンにした場合、DSView 3ソフトウェアはプライマリ・ネットワークが使用できないときにモデムまたはISDN接続を使用します。
アプライアンスの着信コールで発信者を検証する場合は、このチェックボックスを選択します。選択した場合、許可されたリモート番号に登録されている電話番号だけがアプライアンスに受け入れられます。選択しない場合、アプライアンスは任意の電話番号からの着信コールを受け入れます。
許可されているリモート番号
セキュア・ダイヤルイン(チェックボックス)が有効な場合にアプライアンスが受け入れる、ユーザーが選択した電話番号のリストです。電話番号はスペースをはさまずに入力し、追加する各電話番号の間はカンマで区切ります。
シリアル・モデム・ポート
アプライアンスの電話の識別番号
アプライアンスの電話番号のプレフィックスです(アプライアンスに着信するために必要です)。システム → DSViewサーバー → プロパティで設定します。
アプライアンスの電話番号
このフィールドにチェックを入れると、「PPPパスワード」フィールドにパスワードを入力できるようになります。チェックを外すとフィールドは無効になります。
PPPパスワードとPPPパスワードの確認
このパスワードを使用して、ダイヤルバックまたはダイヤルアウトのユーザーを認証します。無効になっている場合、プラグインは以前に設定されたパスワードを使用します。
PPPユーザー認証(PAM)
これはPPPユーザー用に推奨される認証方法です。PPPユーザーはコンソール・サーバーのローカル・ユーザーとして作成されるため、ローカル 認証を選択することをお勧めします。別の認証方法を希望する場合、PPPユーザーは認証サーバーで作成する必要があります。また、たとえDSView 3ソフトウェアのダイヤラーとコンソール・サーバー間が接続されていない場合でも、認証サーバーにアクセスできる必要があります。
ACSコンソール・サーバーのファームウェアのバージョンが3.0.xで、モデム・タイプにISDN PCMCIAまたはアナログPCMCIAを使用している場合、PAMはユニット認証と同一に設定して、ユニット認証をローカルに設定する必要があります。または、PPPユーザーがアプライアンスにログインできるように認証サーバーを設定することができます。
PPPローカルIPアドレス
最初の構成時には、これらのテキスト領域は空白なので、「PPP IPアドレスの設定」チェックボックスを選択して、PPPローカルIPアドレスを割り当てる必要があります。以前に構成したことがある場合、そのPPPローカルIPアドレスがここに表示されます。
PPPアプライアンスIPアドレス
最初の構成時には、これらのテキスト領域は空白なので、PPP IPアドレスの設定チェックボックスを選択して、PPPアプライアンスIPアドレスを割り当てる必要があります。以前に構成したことがある場合、そのPPPアプライアンスIPアドレスがここに表示されます。
PPP IPアドレスの設定
PPPローカルIPアドレスとPPPアプライアンスIPアドレスのフィールドが空白の場合や、新しいIPアドレスを割り当てる場合に、このチェックボックスを選択します。このチェックボックスを選択すると、自動またはアドレスの手動選択の2つのオプション・ボタンのいずれかを選択できます。
このオプション・ボタンを選択すると、DSView 3ソフトウェアは、「システム − DSViewモデム・セッション」のページで指定してあるアドレス範囲からPPP IPアドレスを割り当てます。
PPPローカルIPアドレスとPPPアプライアンスIPアドレスをそれぞれのフィールドに手動で入力するには、このボタンを選択します。
PPPローカルIPアドレス
PPPアプライアンスIPアドレス
ダイヤルバックを有効にする
ダイヤルバック・モードを有効/無効のどちらにするか選択します。ダイヤルバックは、OTPや外付けモデムでは使用できません。DSView 3ソフトウェアでダイヤルバック電話番号が構成されている場合のみ有効にできます。
このプレフィックスは、リモートのアプライアンスがDSView 3ソフトウェアにダイヤルバックするために使用されます。このフィールドは、ダイヤルバックが有効になっていない場合は無効になります。
ダイヤルバック・アナログ電話番号
「読み取り専用テキスト」フィールド
このフィールドは、DSView 3ソフトウェアのアナログ線の電話番号を表示します。電話番号は、システム → DSViewサーバー → プロパティで設定します。
ダイヤルバックISDN電話番号
「読み取り専用テキスト」フィールド
このフィールドは、DSView 3ソフトウェアのISDN回線の電話番号を表示します。電話番号は、システム → DSViewサーバー → プロパティで設定します。
ダイヤル接続においてOTPを有効/無効のどちらにするか選択します。ダイヤルバックやISDNには機能しません。OTPに関連するすべてのフィールドは、このフィールドのチェックが外れている場合は無効になります。
OTPシーケンスの自動更新
OTPシーケンスを定期的に手動で更新する必要性がなくなります。これは、コンソール・サーバーがPPPの確立中にシーケンスをリセットする必要があるか問い合わせた際に、DSView 3ソフトウェアが応答すべき内容を知るために必要です。
OTPシーケンスの手動更新
今すぐシーケンスをリセット
OTPランダム・パス・フレーズ
パス・フレーズをランダムに生成するために使用します。これを使用すると、「OTPパス・フレーズ」フィールドは無効になります。これにより、プラグインはその時点でランダムなパス・フレーズを生成します。
OTP設定パス・フレーズ
OTPパス・フレーズの変更
OTPパス・フレーズとOTPパス・フレーズの確認
外付けモデム(サブページ)
ボー、データ・ビット、フロー制御、パリティ、ストップ・ビット、およびDCDに対して適切な値を選択して、外付けモデムを使用してダイヤルイン接続ができるようにACSコンソール・サーバーを構成します。外付けモデムは、ダイヤルバックまたはOTPに対しては構成できません。